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恋愛コンサルタントの橘つぐみは、回答の質を上げるために様々な男性とデートを重ねる。途中、パートナーの秋田美人と出会い、相談所を立ち上げ、彼とも幸せな関係を築いていく記録。


by 293renai
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2005年 09月 20日 ( 1 )

秋田美人が奇跡のサンクチュアリに遊びに来た翌日、玄関にゴキブリが発生した
ことがあった。
一度ならば偶然ですむが、二週連続となるとそうはいかない。
彼が何らかの形でヤツらを持ち込んでいるのか。
それとも、ゴキブリを靴で踏み殺した時、靴に残った残骸(?)で仲間が呼び寄せられているのか。
真実は闇の中だが、どちらにしてもあまり気持ちよくはない。

まぁ、原因を追究してもマイナス・スパイラルをぐるぐるするだけだ。
ここは、原因となる全てのものに正義の鉄槌を下すのが、サンクチュアリの使者としての
正しい在り方だろう。

というわけで、ゴキブリ待ち伏せ用スプレーを購入。
このスプレーは、ヤツらが通りそうなところに噴射しておくと、通った瞬間
「あ~れ~」
とばかりに死んでしまうという最強の武器!
自分の手を汚さずしてヤツらを仕留めたいという私にピッタリの製品である。

手始めに、玄関の隅っこにスプレーをする。
継続すること一週間。ゴキブリは全然出ない。
秋田美人が来ても全然出ない。待ち伏せは成功したようだ。

成功に気を良くした私は、何となく秋田美人をもっと助けてあげたくなった。
その日は彼がつぐみ家に泊まりに来ていて、入浴中であった。
玄関口にはカバンが置いてある。
「もし、このカバンにゴキブリが潜んでしまい、人前でヤツらが登場してしまったら・・・」
そうなったら、彼が大切な打ち合わせの時などに大恥をかいてしまう!

火種は、小さいうちに消す。

それは、古今東西変わらぬ悪者退治の法則である。
そんなわけで、彼のカバンにもスプレーをかけてみた。
我ながら完璧だと思ったが、これが悲劇の発端となった。

「あれ、何だかカバンが油っぽくない??」

お風呂から出た秋田美人は、つぐみ部屋にカバンを持って来てそう言った。
・・・・そう、待ち伏せスプレーは噴射した直後、その箇所が油っぽい感じになるのだ。
すっかり忘れてた!!

「ええっ、そういえばそうかも。どどど、どうしちゃったの??」

私は、慌てた振りをした。
お願いだから、どうか気づかないでくれ!と神に祈った。
しかし、秋田美人は「一体なんだろう?」といいながらカバンの匂いをかいでいる。
ヤバイ!彼は自宅で全く同じ製品を使ってゴキブリを殺しているのだ。
もう、バレるのは時間の問題のような気がしたが、私は、一生懸命ティッシュでカバンを拭いたりして
誠意(?)をアピールした。

「もしかして・・・」

ギクッ、バレたか?

「もしかして、俺の腕のアブラかな?」

ああ。
サンクチュアリの神よ、秋田美人は私にもったいないくらい素晴らしい人です。

***

しかし翌朝、彼が出て行った後、靴下が置いてあった。
私は「靴下、忘れてたよ」と彼に告げた。
そうしたら

「ああ、あれはわざと置いて行ったんだ。今後泊まった時、その方が便利だからね♪♪」

そう言われた。
ガーン!魔界の靴下をサンクチュアリに置くなんて!!
私は「そうだよね。また来てね♪」とだけ言って、力なく受話器を置いた(笑)。

靴下は、聖水で洗濯したので妖力はだいぶ消えている。
とはいえ「靴下=私がしたことに対する魔界からの復讐」のように思えた。
よく、男性をもてあそんでヤリ逃げならぬ食い逃げ(美味しいものやブランド物を投資だけしてもらい、自分は何も与えずに逃げること)している女性を見かけるが、そういうことは絶対にしては
いけないなぁと、道徳の教科書のようなことを考えた。

まとめ:男性をもてあそぶことなかれ!自分がしたことは、必ず自分に返ってくる。
by 293renai | 2005-09-20 00:00 | 魔界の報告